春になると、多くの人が花粉症に悩まされます。
くしゃみ、鼻水、目のかゆみ。
それは単に「花粉が多いから」だけではありません。
身体の“反応の強さ”が関わっています。

花粉症は、免疫の過剰反応
花粉症は、免疫が過敏に反応している状態です。
本来、免疫は身体を守るためのもの。
けれど、反応が強くなりすぎると、
自分自身を苦しめてしまいます。
では、その免疫はどこにあるのか。
実は、全身の免疫細胞の約7割が腸に集まっていると言われています。
そして腸には、数百兆個ともいわれる腸内細菌が暮らしています。
腸は、単なる消化器官ではなく、
免疫の“土台”とも言える場所なのです。
発酵熱と腸の関係
酵素風呂の発酵熱は、
下から強制的に加熱する熱とは違い、
やわらかく、持続的な温もりです。
皮膚表面だけでなく、
じんわりと身体の深部まで温まる感覚があります。
体が温まることで血流が良くなり、
腸の働きも活発になりやすいと言われています。
発酵とは、何かを足すことではありません。
菌が働きやすい環境を整えること。
それは酵素風呂も、腸内環境も同じです。
腸が温まり、巡りが良くなることで、
腸内細菌が働きやすい環境が整う。
その結果、免疫が本来のバランスを取り戻しやすくなる。
花粉に対する“過剰な反応”も、
少しずつ落ち着いていく可能性があります。
体温と免疫の関係
体温が上がると、
免疫細胞の働きが活発になると言われています。
一般的に、体温が1℃上がると代謝は約12〜13%上がるとも言われます。
また、がん細胞は低体温環境を好むという話も広く知られています。
私の母も、以前は低体温でした。
酵素風呂や食事療法を続ける中で、
基礎体温が少しずつ上がっていきました。
それが今につながっているのではないかと感じています。
治しているのは、酵素風呂ではない
ただ、ここで大切なことがあります。
酵素風呂が直接、花粉症を“治す”わけではありません。
酵素風呂がしているのは、
・体を温め
・巡りを良くし
・免疫が働きやすい環境を整えること
治しているのは、酵素風呂ではなく、
自分自身の身体です。
花粉症もまた、
身体の免疫がどう反応するかの問題。
だからこそ、外側から抑えるだけでなく、
内側の環境を整えるという視点も大切なのではないでしょうか。
息子の花粉症の話
実際、うちの息子が花粉症の症状を訴えたことがあります。
サッカーの練習中、急に「目がかゆい」と言い出しました。
とりあえず一度、酵素風呂に入れてみようと思い連れていきました。
すると、翌日は症状が出ませんでした。
「もしかして」と思いましたが、
数日経つとまた症状が出始めました。
もう一度、酵素風呂へ。
ところが今度は、症状が悪化してしまったのです。

息子から「酵素風呂、大丈夫?」と言われ、
正直、私も自信を失いかけました。
それでも、「もう一回だけ」と思い、
もう一度入ってもらいました。
すると、その後そのシーズンは症状が出なかったのです。
このようなことが3年続き、4年目にはほとんど症状が出なくなりました。
ただ子供は反応が早いです。
大人はもっと回数や時間がかかる印象です。
これは、ただの一例にすぎません。
医学的根拠があるわけでもなく、
酵素風呂のおかげだと断言もできません。
けれど私は、腸を温め、巡りを整え、身体が働きやすい状態を保つことは、少なくとも悪いことではないと感じています。
治しているのは、酵素風呂ではありません。身体が、自分でバランスを取り戻していく。
その環境を整えることに、意味があるのではないかと思うのです。
ただし、これはあくまで体験と観察の話です。
一般的な情報は、調べればいくらでも出てきます。
けれど、現場で起きたこと、人の身体を通して起きたことは、そこに立ち会った者にしか届きません。
だからこそ、記録として残しておきたいと思いました。
発酵浴文化を世界へ。
この記事を書いた人
大下恭子(株式会社Freely 代表取締役)
静岡・東京で4店舗の発酵浴・酵素風呂を運営し、発酵・種菌研究、開業・導入支援を行っています。
母や娘の先天性の病気をきっかけに、「身体を大切にする文化」を広げたいという想いで活動中。
店舗運営で得た経験と研究成果をもとに、発酵浴の魅力を日本そして世界へ発信しています。
▶ 運営サロン情報 会社概要・運営サロン – 株式会社Freely
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