この記事を読んで下さりありがとうございます。
まだ私が酵素風呂に出会う数年前の話しです。
三人目の子どもである末娘は、先天性の心疾患を抱えて生まれてきました。
泣くと血中酸素濃度が70%近くまで下がってしまうため、手術ができる大きさになるまで、できるだけ泣かせず、投薬治療をしながら成長を待つ——それがお医者様の判断でした。
「泣かせない」と言われても、赤ちゃんは泣きます。
しかも、上の二人の息子たちとは違い、とっっってもよく泣く子でした。
少し用事をしている間に泣いてしまい、戻ったときには真っ青になっていたこともありました。
死と隣り合わせの日々で、正直、当時の記憶はあまり残っていません。
元気に産んであげられなかった自分を責めたりしていましたが、周囲に励まされ、協力してもらいながらなんとか過ごし、生後10カ月の頃、ようやく手術ができることになりました。
8時間にも及ぶ手術は無事成功しましたが、術後は2週間の入院。
私はその間、毎日のように病院へ通い、時には泊まり込みで看病をしていました。
その頃、隣のベッドにいた生後半年くらいの女の子が、次第に気になるようになりました。
たくさんの機械につながれ、自分では動けない様子で、ずっと眠ったまま。意識はない様でした。
私たちが入院している間、その子のご家族が面会に来ることは一度もありませんでした。
しばらくして、その子は急変し、亡くなってしまいました。
私はただ、その一連を何もできずに見ていることしかできませんでした。
この子は、もう少し生きたかったのかな。
どんなことを感じていたのかな。どこか痛かったのかな。
それとも、何も感じていなかったのかな。この子をかわいそうと思う事は生まれてきた事がかわいそうと同じになってしまうのかな。
ピーピーと鳴り響く機械音の中で、医師や看護師達が慌ただしく動く様子を見ながら、娘を強く抱きしめそんなことを考えていました。
生きたくても生きられない命がある。
元気に産んであげたくても、それが叶わなかった母親もいる。
元気に生まれてくることは、決して当たり前ではありません。
だからこそ今あるこの身体大切にしていこう。そう強く感じました。
そんな私は、この時から数年後に酵素風呂と出会います。
今ある身体を大切にできるこの仕事を、私は心から誇りに思っています。
酵素風呂には、癌を患っている方、冷え性でお悩みの方、美容目的の方、健康促進のために通われる方など、さまざまな理由を持った方が来てくださいます。
共通しているのは、
「今ある自分の身体を大切にしたい」という想いを持ち、
時間と手間をかけて、メンテナンスのために足を運んでくださっていること。
その方たち一人ひとりが、自分自身の身体を「自分史上最高」だと思えるように、
私は、全力で酵素風呂と向き合っています。
-e1762221566732-90x52.png)