
酵素風呂には、重大な欠点があります。
それは――発酵臭が強いことです。
この匂いを「大好き」と言ってくださるお客様も多くいらっしゃいます。
けれど正直に言えば、一般的には「臭い」と感じられる匂いです。
酵素風呂を経営する上で、この匂い問題はご近所への配慮という大きな課題でもあります。
おがくずのみの酵素風呂は、ひのきの香りがして比較的匂いは強くありません。
しかし、米糠を入れると匂いが出ます。
そして、米糠の比率が高いほど、その匂いも強くなっていきます。
ですが――米糠は「天然の美容液」とも言われるほど、栄養成分や効果効能は、おがくずの比ではありません。
また元気の「氣」という漢字も、もともとは中に「米」が入った字です。
漢字に使われるほど、米はそれだけ氣があり、大切なものだということだと思っています。
酵素風呂の本質は、この米ぬかにあります。
けれど、その本質である米ぬかが、同時に匂いという課題も生み出しているのです。
この匂いの問題は、今もなお、目下の課題です。
私の嗅覚と、匂いとの関係
私は目が悪く、視力は0.1もありません。
しかも、悲しくなるほど音痴で、きっと耳も良くない。
でも――なぜか昔から、鼻だけは良いのです。
自分でも、嗅覚がとても発達していると感じています。
母ががんを患っていた頃、正直に言うと、とても息が臭く、少し耐えられないほどでした。
けれど、体調が回復していくにつれて、その匂いは次第に消えていき、今ではまったくありません。
また、過去に同じような匂いを感じたお客様がいらっしゃいました。
お話を伺うと、その方もがんを患っておられました。
もちろんすべて分かるわけではありません。
けれど私は、がん特有の匂いがわかるほど、鼻が良いのだと思っています。
だからこそ、この酵素風呂の匂い問題は、私に与えられた使命だと感じています。
今、私はこの匂い問題を解決するための研究を続けています。
鼻の良い私だからこそ、できることがある。
少しずつではありますが、成果も出始めています。
それでも、課題はまだまだ山積みです。
けれど――
この問題が本格的に解決できたとき、
酵素風呂は、もっと、もっと広がっていくはずです。
だから私は、自分のすべてをかけて、この課題に取り組んでいきます。
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